自社開発とは、社内エンジニアが自社のサービスや製品を開発することです。
外部の開発企業に頼ることなく、企業の方針やビジョンに沿った製品を作り上げられるのが特徴でしょう。
自社開発の仕事に携わるメリットとして、企業のビジョンや戦略に深く関われるため、仕事へのモチベーションが高まることです。
自分が開発した製品が、直接企業の成功に貢献する実感を得られるのも魅力と言えます。
長期間にわたって同じプロジェクトに携わることが多く、特定の技術力を一層深めていくことも可能です。
自社開発環境はエンジニア同士のコミュニケーションが円滑なので、開発も効率的に進められるでしょう。
ですが、社内リソースが限られていたり、複数のプロジェクトが重なったりすると、プロジェクトの進行が遅れるケースがあります。
そのため、エンジニアはスケジュール管理やリソース配分に配慮することが求められるでしょう。
また、自社の方針やビジョンに縛られることで、技術的な選択肢が制約されるのもデメリットです。
場合によっては、最新技術を取り入れる機会が限られるので、エンジニアとしての成長が制限されることも考えられます。
企業から求められる成果やクオリティの基準が高く設定されることが多く、エンジニアにかかるプレッシャーも大きくなりがちです。
企業の戦略や市場の変化に迅速に対応するために、急な方向転換や追加の要件が発生することもあります。
結果として計画外の作業が増え、ストレスが増大する可能性は拭えないでしょう。